【2024最新】業務効率化に活用できる補助金・助成金まとめ

会社の業務効率化のために、新たな設備やシステム・ツールの導入を検討している企業は多いでしょう。最近では、IT技術の発展に伴いさまざまな経営課題の解決に適した設備やシステム・ツールが提供されています。

その際に活用したい制度に補助金・助成金が挙げられます。「業務効率化に取り組みたいが、経費の捻出が難しい」「融資ではなく、返済不要な資金を調達したい」などお悩みにも、補助金・助成金を活用することで解消できます。

そこで、この記事では業務効率化におすすめの補助金・助成金一覧と、業務効率化に適したシステム・ツールを紹介します。

業務効率化におすすめの補助金・助成金制度とは

補助金・助成金とは、ビジネスを展開する事業主を支援する制度です。

国や地方公共団体が主導しており、受給できれば返済不要であることから多くの事業主が安心して利用できる資金調達制度として活用しています。

ただし、業務効率化の取り組みがすべての補助金・助成金の対象となっているわけではありません。そのため、まずは各制度の支給要件を確認することが大切です。

補助金・助成金の違い

補助金・助成金の特徴を確認したうえで、自社に適した制度を選ぶことが大切です。そこで、補助金・助成金の主な違いを以下にまとめました。

補助金 助成金
主導する団体 主に経済産業省 主に厚生労働省
主な内容 技術開発や産業・地域の活性化 雇用や能力向上などの労働環境に関する改善
支給額 数十万~1億円超 数十万~100万円程度
採択基準 支給要件を満たしたうえで、競合との審査を通過することが必要 支給要件を満たす
募集期間 短い 長い

業務効率化に活用したい補助金・助成金一覧

ここでは、業務効率化におすすめの補助金・助成金を紹介します。

業務改善助成金

業務改善助成金とは、「生産性向上のための取り組み」と「事業場内最低賃金の30円以上の引き上げ」を同時に行った中小企業・小規模事業者を助成する制度です。

業務効率化や生産性向上のために、POSレジシステムや請求書・領収書の管理システム、営業管理システムなどを導入した事例があります。

「生産性向上のための取り組み」にかかった費用の一部が助成されますが、助成額は引き上げる賃金額や労働者数などにより異なるため、詳細は業務改善助成金のホームページをご確認ください。

働き方改革推進支援助成金

働き方改革推進支援助成金とは、生産性を高めながら労働時間の短縮などに取り組む中小企業・小規模事業者を助成する制度です。

業務効率化や生産性向上のために、労務・勤怠などの管理システムや機械への自動化などを導入した事例があります。

以下の4つのコースに分かれているため、支給要件や助成額・助成率は働き方改革推進支援助成金のホームページをご覧ください。

  • 業種別課題対応コース
  • 労働時間短縮・年休促進支援コース
  • 勤務間インターバル導入コース
  • 団体推進コース

<h3>小規模事業者持続化補助金</h3>

小規模事業者持続化補助金とは、経営計画に基づいた販路開拓や業務効率化の取り組みを行う小規模事業者などを支援する制度です。

業務効率化のための取り組みとして、新たな商品・サービス提供のための機器・設備の導入や広報費、Webサイトの開発などに活用された事例があります。

以下の5つのコースに分かれているため、支給要件や補助額・補助率は小規模事業者持続化補助金のホームページをご覧ください。

  • 通常枠
  • 賃金引上げ枠
  • 卒業枠
  • 後継者支援枠
  • 創業枠

中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金とは、人手不足解消に効果的なIoT、ロボットといった汎用製品を導入する中小企業などを支援する制度です。

対象となる汎用製品は、省力化製品カタログに記載されています。例えば、清掃ロボットや検品・仕分システム、券売機、測量機などが挙げられます。

支給要件や補助率などの詳細は、中小企業省力化投資補助金のホームページをご覧ください。

IT導入補助金

IT導入補助金とは、経営課題の解決のために、ITツールを導入する中小企業・小規模事業者を支援する制度です。

顧客対応や決済、総務・人事・労務に関する管理システムなどの導入が対象であるため、業務効率化にも有効な補助金です。

以下の5つのコースに分かれているため、支給要件や補助額・補助率はIT導入補助金のホームページをご覧ください。

  • 通常枠
  • インボイス枠(インボイス対応類型)
  • インボイス枠(電子取引類型)
  • セキュリティ対策推進枠
  • 複数社連携IT導入枠

ものづくり補助金

ものづくり補助金とは、革新的サービス・試作品開発や生産プロセス改善のための設備投資などを行う中小企業・小規模事業者などを支援する制度です。

機械装置や技術導入費、運搬費、クラウドサービス利用費などが対象経費として挙げられます。

以下の4つのコースに分かれているため、支給要件や補助額・補助率はものづくり補助金のホームページをご覧ください。

  • 省力化(オーダーメイド)枠
  • 製品・サービス高付加価値化枠(通常類型)
  • 製品・サービス高付加価値化枠(DX・GX)
  • グローバル枠

業務効率化に効果的なシステム・ツール

ここでは、補助金・助成金を活用して導入したい業務効率化に効果的なシステム・ツールを解説します。

ただし、各補助金・助成金の支給要件に対象経費が具体的に定められている場合があります。そのため、自社で導入したいシステム・ツールと対象経費が合致する制度を選びましょう。

ワークフローシステム

業務効率化だけでなく、ペーパレス化や省人化、柔軟な働き方への対応など幅広い目的に適しているシステムに、ワークフローシステムが挙げられます。

ワークフローシステムとは、社内稟議における「申請→承認→決裁」の各工程をすべて電子化して管理できるシステムです。システムをインストールしたパソコンやタブレット・スマートフォンから、いつでも・どこでも申請・承認作業を実施できます。

ワークフローシステムは、バックオフィスだけでなく各部門にまたがって行う作業であるため、「業務効率化に何から始めたら良いかわからない」という場合には、まずワークフローシステムの導入からはじめることがおすすめです。

RPAツール

RPA(Robotic Process Automation)ツールとは、コンピューター上で行う単純作業をロボットが自動化するシステムです。

発生頻度やルール、が定まっている膨大な量がある作業の繰り返しが得意である一方、状況判断はできないため、対象範囲の見極めが大切です。例えば、データ入力・集計作業や情報収集、資料のメール送信などの作業に適しています。

タスク・プロジェクト管理ツール

タスク・プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトにおける進捗やスケジュール案件などのさまざまな管理をシステム上で行うツールです。

複数のタスクやプロジェクトが同時進行している場合や情報共有を円滑化したい場合におすすめのツールです。

SFA・CRM・MAツール

SFA・CRM・MAツールとは、いずれもマーケティングや営業活動の効率化を支援するツールです。それぞれの概要を以下にまとめました。

  • SFA(Sales Force Automation):顧客情報やこれまでの営業活動をデータ化し、蓄積することで、アプローチに活用できるシステム
  • CRM(Customer Relationship Management):顧客情報を管理し、より良好な関係構築のアプローチ活用できるシステム
  • MA(Marketing Automation):顧客開拓におけるマーケティング活動を管理・自動化するシステム

こうしたシステムを活用することで、潜在顧客や見込み顧客にアプローチし、より効率的に新規顧客の獲得につながります。

業務効率化の第一歩は「ワークフローシステム」がおすすめ

この記事では、業務効率化に活用できる補助金・助成金やおすすめのシステム・ツールを紹介しました。

補助金・助成金を活用することで、業務効率化にかかる費用の一部が支援されるため、費用を軽減できます。補助金・助成金の特徴を理解したうえで、自社の課題解決に適したシステムやツールを導入しましょう。

これから業務効率化をはじめたいという場合には、ペーパレス化や省人化にも欠かせないワークフローシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆者プロフィール
株式会社Knowlbo 代表取締役 斎藤友男
株式会社Knowlbo 代表取締役 斎藤友男
1986年、株式会社Knowlbo入社。コンパイラの開発からスプレッドシート、ビジュアルプログラミングツールなど、数々の言語処理系ソフトウェアを開発。 1994年に代表取締役に就任。多くのCOMコンポーネント製品をリリース。 .NETにも逸早く注目し、早くから.NETベースのオフィス系情報共有製品を次々にリリース。 その中の「ワークフローEX」は、2007年「Microsoft Innovation Award」のコマーシャル部門で優秀賞を受賞。

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